GALLERY

PERIOD/RIOT

時代の大変換期を迎えた2021年。それぞれの自己を覚醒し、多様性を持ちながら自分らしく生きる。“PERIOD"(時代)と”RIOT"(暴動)が交わる昨今、様々なカルチャーを交え、同時代を生きる“個”を尊重し、その”個”が呼応仕合い、やがて”コミュニティー"(集団)となって主張していく様を表現した作品です。

SARASAVATI

1950s〜60sにかけて、当時の若者達に絶大な影響を与えたアメリカの「ビート・ジェネレーション」と呼ばれる作家グループを代表する人物"William S Burroughs"(ウィリアムバロウズ)にオマージュを捧げたコレクション。バロウズが発明した「CUT UP」(テキストをランダムに切り刻み、それを再構築し、全く異なる意味合いを生み出す手法)。いわばHIPHOPのサンプリングやスクラッチにも繋がっていくこの手法を散文的かつ視覚的に表現した作品。Don’t let me down(がっかりさせないで)。サンスクリット語で書かれた知恵,芸術の女神を表す”Sarasavati”。謎めいた画像やメッセージがレイアウトされています。

WWW emblem

WWWとは本来(World Wide Web)の略称。インターネット誕生からその管理下であるWeb2.0から個々のメディアを持てるWeb3.0の時代に入ったことにより、1%の権力者が握ってきた現代のシステムを覆すそうというメッセージを込めた作品です。

WWW

WWW(World Wanna War)と題されたこの作品は世界の1%が握っているとされている富を様々キャラクターが奪いあっているありさまを風刺的に表現されています。POPでインパクトのあるテイストながらトゲのある作品です。

EYES WIDE OPEN

某特権階級の儀式を題材にしたスタンリーキューブリックの遺作から着想し逆説的解釈も加えた作品です。フロントに覆面をした某教皇、背後から襲うヴァーチャル化されたサメのシルエット。 芸術家ダミアンハーストがホルマリン漬けにしたイタチザメの実物を水槽に落とし込み丸々展示した作品 『生者の心における死の物理的な不可解さ』※約800万ドル(約8億5千万円)の価値がある。 から飛び出してきたサメが襲いかかっているイメージ。世の中に問題提起をしている価値のあるアート作品を買い漁るのは皮肉にも世の中をコントロールしている人々であるといった皮肉じみたメッセージも織り込まれた作品です。

M.L.I.T.H

三位一体の思想を表す三面のジーザス。目線がハニカム(蜂の巣状)モザイクで覆われています。これはそれぞれの歴史上で誰かが定めた神を崇めるのではなく神(救世主)は自分の内側に宿っている【Messiah Lives In The Heart】というWANNAならではの独自のメッセージ性が表現された作品です。

FIF&FIF

かつてホラームービーの巨匠”アルフレッド・ヒッチコック”がそうした様に、光のラインで象られたFIF&FIFの作品です。 

NO MOSS Frank

デザイナーが敬愛する建築家フランクロイドライトの『落水荘(1936)』にインスパイアされた作品。フランクロイドライトは浮世絵のコレクターとしても有名で、名作中の名作「落水荘」は世界的にも著名な日本人画家である葛飾北斎の「木曽街道小野の瀑布」にインスパイアされて作られたと言われています。両者の作品を一体化させたコラージュ作品です。

NO MOSS Jenny

“A ROLLING STONE GATHERS NO MOSS”(転がる石にはコケが生えない)、すなわち動いていれば常にFRESHでいられるというメッセージが込められたグラフィックです。

FIF&FIF "Thermo Nomads”

未曾有の昨今の状況下において、全てにおいて監視、管理されて行こうとする社会に対しての風刺を込めたデザイン。サーモグラフィーチェックをされながらも覚醒を司(つかさど)る松果体の部分が燃焼しているというアイロニックなイメージ。様々なクラブカルチャー含め文化のプラットホームである”夜の街”を表すネオンテキストも特徴的です。

Reverse Clockwork

中毒性の高い独特な世界観やデザイン性が注目され様々な著名人をはじめ、国内外のNERD(OTAKU)に 浸透を続けるコンテンポラリブランドWANNA (ワナ)と新進気鋭イラストレーターVAZVERT(ヴァズヴァート)のコラボレーションプロジェクト。 “Reverse Clockwork”(逆時計じかけ) と銘打たれたこのデザインは80年代から90年代にかけて放映された某カセットテープのCMをモチーフにしており、レトロフューチャリスティックな VAZVERTのイラストと相まってただならぬインパクトを放っています。キャラクターが座り込むChairにも意味合いが込められています。それぞれパッチプリントにはアンドロイドが手渡しするBサイドのカセットテープ“SHIFT TO A COUNTER CLOCKWISE DIRECTION”(反時計回りに移動しなさい)  というメッセージが記されています。  

W’THANG

ヒッピーカルチャーに触発されたクリエイターで、世界を席巻した某氏を、 Dr.Dre feat Snoop Doggの初期の名曲である “Nuthing but a G Thang”(お前がギャングスタで無いなら俺らのやる事を邪魔するな) と1972年に公開されたBLACK MOVIE の主役になぞらえ表現したグラフィックです。  新時代は自由に独立独歩で行きなさいというノマドスタイル掲げたグラフィックです。

POSER IS DEAD

ニヒリズム(虚無主義)を表す ドイツの哲学者ニーチェの言葉、『God is Dead (神は死んだ)』にインスパイアされたデザインです。POSER(ポーザー)とは古くからスケートボードカルチャーで使用される俗語(スラング)であり、「カッコ付け。モグリ。」を表す。SNSが蔓延している現代社会において「上っ面だけの人はいらない」と虚無感と本質を問うメッセージが表現された作品。

MACHINE TEARS

降りしきる雨の中、少女に扮したアンドロイドが “人間のフリをするのも楽では無い” と嘆いているアートワークです。「女心と秋の空」とはよくいったもので、乙女心は変わりやすい秋の空模様のように移り気である。雨なのに晴れている。泣きながら笑う。WANNAと罠・・・ TOP部分にはサンスクリット語で「諸行無常」 ~この世の現実存在(森羅万象)はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないこと~ 。移り変わる時代の中で様々な意味合いがレイヤードされたコンセプチュアルな作品です。

LANDING MAISON

100年以上前に日本人が描いたとされる風刺が効いた作品。家や住宅、そして裏の世界を表す“MAISON”に着陸(LANDING)するという意味深なメッセージがスタンリー・キューブリックとアメリカ政府のでっち上げだったと噂される“APPOLO計画”で使用された「APOLLO11」と共に描かれています。そしてあのSEXPISTOLSを産み、70'sパンクムーブメントの立役者であるVivian West WoodとMalcolm McLarenによる伝説的なブランド、SEDISIONARIESが当時用いた裏表逆さまのディティール(反体制を表す)を採用。WANNAならではの中毒性のある独自の世界観が印象的な作品です。

FIF&FIF

“WANNA”の記念すべき1st クリエーション  “FIF&FIF”。16世紀ルネサンスを代表する脚本家ウィリアム・シェイクスピアの戯曲、 マクベスに登場する魔女のセリフ“Fair is foul, and foul is fair”(キレイは汚い、汚いはキレイ)と名付けられたこの作品は影と光、相反する人間心理の二面性、それを操る世界の二面性を表しています。女性の印象的なグラッフィックはKOHHの1st Album {梔子}を手がけたコラージュアーティスト“Killiman Jah low works”が担当。逆説的に描かれたマクベスの言葉”Life is but a walking shadow”(人生とは歩き回る影にすぎない)と相まって現代社会に向け放たれる痛烈なメッセージが盛り込まれたアートピースになります。

タイトルとURLをコピーしました